「サキュバスちゃんの純情」完結後の話です。
「おやすみ、セクサロイド」内でもさらっとしか触れていないので、こちらに記載しておきます。

サキュバスちゃんこと月野あかりは、桜井翔吾と別れ、湯川先生・水森さんと暮らすようになります。二人は一緒にクリニックを開業するかもしれませんね。そのうち、サキュバスちゃんは湯川先生と結婚するか養子に入るかして、湯川姓になります。

そして、湯川先生・水森さん、銀行マンの宮野さんに融資をしてもらって、「湯野森美術館」を設立します。村上叡心の絵を守り、後世まで語り継ぎたかったんでしょう。サキュバスちゃんは湯野森美術館の館長になります。

桜井翔吾・健吾は桜井グループとして、湯野森美術館に毎年寄付をするようになります。経営に口を出さないのは、別れたサキュバスちゃんに対しての負い目があるからなのかもしれません。寄付は彼らの死後も続けられます。

サキュバスちゃんは湯川先生・水森さんを看取ったあとも湯野森美術館に留まり続けます。戸籍は何とかする……はず。

……という感じの「その後」を想定して「おやすみ、セクサロイド」を書きました。サキュバスちゃんメインの話ではなかったのですが、湯野森美術館館長の湯川湊にはそういう背景があったのです。

ちなみに、インキュバス・ケントも「おやすみ、セクサロイド」内では健在です。相変わらず、養子・失踪を繰り返しています。

「おやすみ、セクサロイド」はいつ日の目を見ることができるかしら……?

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