あ、「キャラクターの性的思考(嗜好)・性的行動」に関してです。
つまりは、エロです。

番外編で湯川先生を書いてから、キャラが「性をどう考え、どう行動しているのか」「サキュバスちゃんとの情事をどう考えているのか」を書いてみたくなりました。

性的な視点から、キャラクターを分析してみました。

というわけで、若干のネタバレ(本編10章まで、湯川先生の番外編「月に臨み、月を望む。」まで)と、【R18】記述がありますので、既読の方はどうぞ。

湯川先生は遅い童貞卒業ということだったので、挿入前に暴発・挿入後すぐに射精、という残念初体験にしてみました。
さすが童貞クオリティ。
こんなの書いたの初めて(笑)
楽しかったです。
ごめんね、湯川先生!

まぁ、最初から「早漏」という設定だったので、想像はしやすかったかなと思います(笑)
年を取ると我慢がきかなくなりますしね。
湯川先生の場合、興奮しすぎちゃうんでしょうけど(^_^;)

大人のようで子どもな湯川先生でした。

子どものようで大人なのは翔吾くんかなぁ。

(年上のお姉さんとの)経験も早く、ヤリすぎて若干「セックスとはこういうものだ」と達観してしまったふしがあります。
元カノともレス気味でしたしね。

基本的には優しいし、リードしたい・甘やかしたいタイプ。
でも、自分を客観視するあまり、他人の幸せのためなら自己犠牲も厭わない、ちょっとダメな子、な感じです。
ただ、ちょっとずつ、変わっていっているかな。

常にセックス(食事)のことを考えているのは、インキュバス・ケントくん。
たぶん、作中一番のどエロ。
そりゃ、モテるでしょうし、それに乗っかっちゃう子ですからね。
趣味と実益を兼ねている、のかも。

常にアダルトグッズのことを考えているのは、相馬さん。
仕事なのか趣味なのか、もはや区別がつきません。
巨根は女性への負担が大きいと判断し、「負担をかけさせたくないから、負担の少ないグッズを作ろう。俺のものは挿入できなくてもいいから、女の子は悦ばせてあげたい」という思考の持ち主。
すべての女性への献身、ですね。やっぱりズレてる(笑)
でも、すごくいい人。幸せになってもらいたい……!

健吾くんは……もともと潔癖なところがあったのを、翔吾くん・荒木さんが遊びまくるせいで(女はいろいろ面倒だということを聞いて)女性への興味が薄くなったのかな。
で、サキュバスちゃんと一線を超えてから、「女は案外かわいい生き物だ」と思い始めた、と。

捻くれた初体験にならなくて良かった……こういう不器用な子がおかしな女にハマったら、大変なことになると思います。
ほんと、サキュバスちゃんが相手で良かった。

宮野さんは、サキュバスちゃんと一緒にいたい、という一心だけだったと思います。
だから、彼女を繋ぎ止めておくためのセックスをして。でも、ちゃんと気持ち良くさせてあげたくて、という献身的な人だった、と。

……そんな気持ちに3年も気づかないサキュバスちゃん……気づいてあげてよ! もう!
宮野さんも上手に隠しすぎ! あなたもほんとにバカなんだから!

荒木さんは……ねー。
たぶん、何でもできる人。「気持ち良くさせてあげたい」という大義名分のもと、何でもプレイにしちゃう人。

ドSだけど(ドSだからこそ)、ちゃんと相手のことを考えるんでしょうね。
ただ、ズレていたり、勘違いだったり、やり過ぎたりして、引かれてしまう、と。
不憫なのか、自業自得なのか(笑)
相性の合うドMな子を早く見つけられるといいですね……!

サキュバスちゃん……。
叡心先生のことがあって、とにかく、彼に「心」の操だけは立てていた、と。

セックスは「食事」ですが、気持ち良くさせたい(回数と量を確保したい)と考えています。
自分が気持ち良くなるのは二の次。でも、イケるならイキたい、という考え。

「誰も好きにならない」と決めていたにも関わらず、かなりの確率で「相手から好意を持たれてしまう」小悪魔ちゃん。
本人はちゃんとしているつもりでも、隙がありすぎて、関わる男は放っておけなくなってしまう。
罪作りな子です。

でも、その真っ直ぐさから、救われた人は多いはず。
健吾くんも宮野さんも助けられたし、湯川先生も勃起不全から救われた。
一夜限りの人の中にも、そういう人がいたかもしれません。
……本人はまったくの無自覚ですけどね。

突き抜けたビッチを書いても良かったのですが、なんか、うじうじ悩む人間っぽい悪魔、サキュバスもいいかなと思って、サキュバスちゃんが誕生しました。

作者としては「ほれほれ、次はこんな問題を持ってきたよ。早く解決してみ?」と彼女をいじめているのですが(笑)、私の出す問題がヌルいのか、サキュバスちゃんの問題解決能力が高いのか、はたまた周りの人間に恵まれているのか、なかなか捻くれてはくれません。
真っ直ぐなのが、彼女のいいところなのかな。

ほんと、天使なのか、悪魔なのか、作者にもわかりません(笑)

そんなこんなで、性的な視点からキャラクターを分析してみました。
途中、脱線した部分はありますけど(笑)

そして、この記事を書きながら、「ポリアモリー」という言葉を知りました。

へー、そんな世界があるのかぁと驚くことしばし。
湯川先生と翔吾くんはこれを受け入れている、ということなんでしょうね。
不思議な世界です。

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